※この記事はプロモーションを含みます。
赤い狐が生首に変わる悪夢から、ようやく覚めたエヴリン。
熱の夜に何があったのかを知っているのは、ギラスだけでした。
ピッコマ独占配信中の韓国縦読み漫画
『捨てた犬に噛まれた時』
回帰・転生・魔法なしの人気ロマンスファンタジー。
フルカラーで描かれたウェブトゥーン作品です。

こんにちは、Haniです!
第15話を一緒に読み解いていきましょう。
🌹今回の見どころ
原作小説がなく、結末や最終回がわからない本作。
伏線やテーマ・心情を丁寧に拾いながら、その魅力に迫ります🖤
🎬作品の雰囲気を映像で:カカオページ公式YouTubeの作品PV(韓国語)はこちら
第15話|あらすじ・ネタバレ感想
第15話の見どころを、シーンごとに追いかけていきます。
冬の森の赤い狐
雪の舞う冬の森に、若き日のエヴリンの姿がありました。
狩りのために髪を後ろで結び、毛皮の襟をつけた装いです。
掲げた手には、雪よりも鮮やかな一匹の赤い狐。
これでマフラーを作ってやろう、自分よりも「あいつ」に似合うはずだと、弾むような思いが走ります。
頬を赤くして目を細めたその顔は、令嬢だった頃の無邪気さそのものです。
「見て~!」「一発で仕留めたの」
誇らしさを隠しきれないまま、エヴリンは少年時代のギラス(ギル)のもとへ駆けていきました。
血の海で呼んだ声
その手の中で、赤い狐が別のものへと姿を変えます。
現れたのは、緑の瞳を見開いた叔父の生首でした。
驚いて尻もちをついたエヴリンの手から、それが雪の上へ転がり落ちます。
「この魔女め」「お前を引き取ったのが間違いだった」
なおも言葉を継ぐ声に、従兄弟たちの首も加わりました。
「私たちはお前に殺された」「お前は我が家を破滅に追い込む疫病神だ」
気がつけば、森は一面の血の海に変わっています。
「ち、違う」「私じゃない、私は…」
座り込んだエヴリンの手を、ロングコートをまとった男がそっと取りました。
「可哀想なお方」「もう大丈夫ですよ」
エヴリンを横抱きにしたローウェンは、血の海をまっすぐに渡っていきます。
「私があなたをお守りしますから」
血の海を渡ってもなお、ローウェンの顔が映されることはありません。
その肩越しに、エヴリンは光の中に立つ後ろ姿のギラスを見つけました。
伸ばした手は届かず、後ろ姿は少しずつ遠ざかっていきます。
「待って…」「ギル…」
「ギル!」
敵将の隣で
叫んだ自分の声で、エヴリンは目を覚ましました。
金色の長椅子の傍らで、ギラスが本を開いています。
軍服を脱ぎ、髪を下ろしたその横顔には、いつもの鋭さがありません。
本に目を落としたまま、ギラスが告げました。
「お目覚めですか」「悪夢でもご覧になられたようですね」
エヴリンは、恥ずかしさを押し隠すように尋ねます。
「もしかして…」「変な寝言を言ってなかった?」
「いえ、全然」
短く答えたギラスが、冷たい布をエヴリンの額に当てました。
「少し休まれたおかげで熱がやや下がりました」「もう少し横になっていたほうがいいです」
使用人に見られたら、と案じるエヴリンに、ギラスは言葉を重ねます。
「ご心配なく」「誰にも見つからないよう出ていきますので」
再び目を閉じたエヴリンの胸に、ひとつの名前が浮かびました。
「…ギル」、いえ「ブラック大佐」と呼び直しながら、いま彼が何を考えているのかを探っています。
これは病人への優しさなのか、それとも息の根を止めるときを計っているのか。
金色の長椅子の端に腰かけた男と、その隣に横たわる当主。
「敵将の隣で横になってるあり得ない状況なのに」
「どうして」「こんなにも心が安らぐの…」
「風に当たりたい」
夜が明けます。
強い風と雪の中、狩り装束のギラスが屋敷から出てきました。
三角帽子に黒いロングマント、赤いクラバット、そして猟銃。帽子の下で髪は上げられ、昨夜の静けさはもうありません。
馬車を用意しようとする厩番を、ギラスは断ります。
「風に当たりたい気分なんだ」
そう言い残して、雪に覆われた庭園の道をひとりで歩き出しました。
同じ頃、目を覚ましたエヴリンの傍らに、もうギラスの姿はありません。
エヴリンは寝巻きのまま裸足で床を踏み、縦長の格子窓の前に立ちます。
ガラスの向こうに広がるのは、雪の庭。
雪を踏んでいく黒い背中を、エヴリンがどんな思いで見ていたのかは語られません。
ただ窓辺に立ち尽くしたまま、物思いに沈んでいきました。
握り締めたクラバット
雪道を歩きながら、ギラスは手袋の手をきつく握り締めます。
思い返していたのは、エヴリンが眠りにつく前の出来事でした。
「もしかして…」「変な寝言を言ってなかった?」
「いえ、全然」
そう答えて立ち去ろうとしたギラスを、エヴリンの手が引き止めます。
「寒い…ギル」
シャツをつかまれたまま、ギラスは短く返しました。
「…動かないほうがいい」「とりあえず人を呼んできますので」
「お待ち…」と言い終わらないうちに、素足の踵が、そっと持ち上がります。
見開かれたギラスの目。
目を閉じたエヴリンが彼の胸に手を添え、二人の顔が限りなく近づきました。
黄金色の光に満ちた室内に、囁きが落ちます。
「ドア…閉めて」
回想はここで途切れ、雪道を進むギラスの姿へと場面が戻りました。
ギラスの手が、そっと自分の唇の横に触れます。
そして、赤いクラバットと襟を開くようにその手で握り締めたまま、険しい表情で歩いていくのでした。

韓国では10点満点レビューで★9.9を維持する高評価作品。
📕『捨てた犬に噛まれた時』は、ピッコマで毎週木曜更新中です。続きは、SMARTOON本編でお確かめください。
第15話|考察&よくある質問
Q1. 悪夢の中で、赤い狐はなぜ生首に変わったのか?
狐はマフラーにして、ギルに贈るつもりの獲物でした。その手の中で叔父の生首に変わり、従兄弟たちも加わって、一族を破滅させたのはお前だとエヴリンを責め立てます。言いかけた否定の言葉は、最後まで続きませんでした。
🔗 第12話|私の最後の春ウィンター家に囁かれる「魔女」の噂はこちらあらすじ:霊廟と「魔女」Q2. なぜ助けに来たローウェンではなく、ギラスを呼んだのか?
血の海から連れ出そうとする夫の肩越しに、エヴリンは遠ざかる後ろ姿へ手を伸ばし続けたのです。隣にいる相手と、心が向かう先が違っていたことになります。二人の婚姻がどんな経緯で結ばれたのかは、まだ明かされていません。
🔗 基本情報・人物紹介一度も顔が描かれない夫ローウェンはこちらローウェン・ウィンターQ3. 敵将の隣で、なぜエヴリンは安らぎを覚えたのか?
額に冷たい布を当て、休むよう促すギラスのふるまいは、立場が入れ替わったいまも同じです。エヴリンは警戒を解けないまま、それでも心が静かになっていくことに戸惑っていました。
🔗 第3話|歪んだ執着スープを飲ませて介抱するギラスはこちらあらすじ:“昔の距離”が消えない二人Q4. 熱の夜、二人のあいだに起きたことは?
そのあとに描かれたのは、「ドア…閉めて」という囁きだけで、決定的な描写はありません。ギラスは、戸惑いながらも最後まで介抱する側に立ち続けます。
🔗 第14話|書斎の一夜かつての呼び名で呼ばれた夜はこちらあらすじ:「ギル…」Q5. なぜギラスは、馬車を断って歩き出したのか?
自分の口もとへそっと伸ばした手は、そこに残る何かを確かめるかのようでした。険しい表情と、襟元を握り締めた手に、復讐と未練のあいだで揺れている感情が映し出されます。
第15話|まとめ&次回の見どころ
第15話では、血の海に沈む夢にうなされたエヴリンを、ギラスが夜通し介抱しました。
敵将であるはずの男の隣で、彼女は不思議な安らぎに戸惑います。
翌朝ひとり雪道を歩くギラスは、前の晩の出来事を抱えたままでした。
韓国読者コメントまとめ
カカオページの反応を、いいねの多い順に要約・意訳でご紹介※核心に迫る内容は割愛しています。
- “ラストコマから嫌悪関係の強烈な匂いがして気が狂いそう。ローウェンは実在の人物で合ってそう?”
- “男主人公は髪を下ろすと純粋そうで過去の雰囲気が出るのに、軍服に上げ髪だとこの上なく鋭くなる”
- “シェリーの父親はギルっぽい。二人とも生かす方法として追い出したんじゃないかな”
- “あんなことがあった翌日には、何もなかったようにお互いを牽制するんでしょうねㅜㅜㅜ”
- “ローウェンに抱えられながら、雪原に立つギルを切なそうに呼ぶ夢。なんだか意味深ですね”
“30話くらい間違えてアップされたらいいのに”と、続きを待てない声が並んだ回。エヴリンの出生をめぐる考察や、二人はもう本物の愛なのではという声も飛び交いました。
📕先行配信の韓国版はこちら

白シャツに前髪を下ろした姿に、エヴリンもギルを重ねていましたね。
ラストで見せた表情との二面性に、心を鷲掴みにされたHaniです🥹すれ違う二人の関係はどうなるのでしょう。
次回の第16話。いよいよ、ブラック邸の舞踏会編が開幕。エヴリンの選んだドレス姿に、会場がざわめきます。
📖 続きはこちら第16話|最後の招待客 →関連記事
テーマ別ガイド
- 登場人物・基本情報(人物相関図付き)
- 作者インタビュー翻訳・紹介
- 世界観・時代考証まとめ ※準備中
各話ネタバレ感想
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作品基本情報
作品データ
| 作品名 | 捨てた犬に噛まれた時 |
|---|---|
| 原題 | 내가 버린 개에게 물렸을 때 |
| ジャンル | 恋愛/ロマンスファンタジー(ロマファン) |
| 作家名 | kimda(キムダ) |
| 原作小説 | なし(完全オリジナル作品) |
| 出版社 | KAKAO WEBTOON Studio |
| 日本配信 | ピッコマ独占・毎週木曜更新 |
| 韓国配信 | カカオ系(シーズン2より「19歳完全版」も配信) |
| 英語版 | The Hand That Once Fed(北米はTapasで配信) |
公式キーワード(カカオ)
♯再会もの ♯初恋 ♯疲弊物(心がすり減る系) ♯身分差 ♯所有欲/独占欲 ♯能力女(有能) ♯冷情女(冷酷) ♯傷ついた男主人公 ♯双方じれじれ(両片思い) ♯ドラマ
こんな人におすすめ
- 甘いだけじゃない、嫌悪関係(ヒョングァン/혐관)ロマンスが好き
- 身分差と主従逆転の愛憎劇を見届けたい
- 定番の逆をいく強い女主人公が読みたい
- 伏線や政治陰謀もじっくり考察したい
- 視線と表情で魅せる作画を味わいたい
※この記事は個人の感想・解釈です。記事内の見出しも公式のものではありません。
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