※この記事はプロモーションを含みます。
冬の光が差す応接室で、紅茶を手に語り合うエヴリンとオスカー。
ブリントン橋再建の話題が呼び起こしたのは、亡き夫と三人で過ごした日々でした。
ピッコマ独占配信中の韓国縦読み漫画
『捨てた犬に噛まれた時』
回帰・転生・魔法なしの人気ロマンスファンタジー。
フルカラーで描かれたウェブトゥーン作品です。

こんにちは、Haniです!
第11話を一緒に読み解いていきましょう。
🌹今回の見どころ
原作小説がなく、結末や最終回がわからない本作。
伏線やテーマ・心情を丁寧に拾いながら、その魅力に迫ります🖤
🎬作品の雰囲気を映像で:カカオページ公式YouTubeの作品PV(韓国語)はこちら
第11話|あらすじ・ネタバレ感想
第11話の見どころを、シーンごとに追いかけていきます。
あの頃の三人
ウィンター公爵邸の応接室に、上ずった声が響きます。
「はあぁ!?」「ブリントン橋 再建事業!?」
紅茶のカップを手にしたまま身を乗り出すオスカーに、エヴリンは落ち着いてうなずきました。
「ローウェンが担当してたあの?」
亡き夫が手がけていた事業を、エヴリンは自ら継ぐのだと伝えます。
「何よ 私の手には負えないとでも?」
オスカーが案じたのは、いまの不穏な世情でした。
反貴族の暴動。「民衆に自由を!」「打倒貴族!」と声を上げる群衆。
「今世間では 貴族への不満が 募りに募っています」
「目立つことはせず 息を潜めていたほうがいいかと…」
それでもエヴリンは、忠告を受け入れませんでした。
ふと空気がやわらぎ、エヴリンは砕けた口調を促します。
「その気持ち悪い敬語 いい加減やめたら?」
「いくら何でも 仮にも 公爵夫人に…」
「もう名前では 呼んでくれないのね」「あの頃が 懐かしいわ」
二人の脳裏によぎるのは、噴水を背にした優雅なピクニックの庭。
白いレースのパラソルを傾けて座る、赤いドレスのエヴリン。
重ねたトランクに腰かけ、本を開くローウェン。
敷物に並ぶ果物やワインの前で、脚を投げ出したオスカー。
「…あの頃は 幸せだったな」
オスカーの声は、失われた時間を惜しむように静かでした。
シェリーの沈黙
「ギーッ」と扉が開き、緑のジャンパースカートのシェリーが駆け込んできます。
「アハハ シェリー! 大きくなったなぁ」
オスカーは勢いよく彼女を抱き上げ、その成長を喜びました。
「よちよち歩きのあのチビが 今では走れるようになったか!」
エヴリンは「ちゃんと入る前に ノックしないと ダメでしょ」と注意しながらも、口元をほころばせます。
「なあ オスカーって 呼んでくれない?」
問いかけに、シェリーは何も答えませんでした。
「大丈夫 言いたくないなら 言わなくていいよ」「後でおじさんと うさぎ見に行く?」
オスカーは笑顔のまま、その沈黙を受け止めます。
シェリーを見送ったあと、彼の顔から笑みが消えました。
「まだあの時のこと 引きずってるんだな」「あんな小さい時の ことなのに…」
シェリーが言葉を失ったのは、幼い頃のある出来事が原因でした。
遠くを見つめるようなエヴリンの横顔から、場面はゆっくりと過去へ暗転します。
下ろされない銃口
夜の路地。石畳には血だまりが広がり、薬莢が散らばっていました。
「クソッ 本当に撃ちやがった!」
叫んだのは、幼いシェリーを抱え込んだ誘拐犯。
泣きじゃくる小さな体を片手でとらえたまま、男は目の前の人物に声を荒げます。
「動くな!」「それ以上 近づいたら 娘の命はないぞ…!」
白い手袋が握る金色のリボルバーからは、すでに硝煙が立ちのぼっていました。
人質を取られたその状況で、引き金はもう引かれたあとだったのです。
スポットライトのような光の中に、二人の姿が浮かび上がります。
トレンチコートの長身の男と、その腕にすがりつく赤いロングコートの女性。
若き日のエヴリンが、あらんかぎりの声で叫びました。
「ローウェン・ウィンター!!」
それでも夫は、振り向きもしませんでした。
プラチナブロンドの前髪から覗く青い瞳は、氷のように冷たく感情の色がありません。
煙を上げる銃口は、まっすぐ犯人へ向けられたままです。
娘の命がかかっていても、妻に自分の名を呼ばれても、引き金から指を離しません。
シェリーから言葉を奪った出来事の回想は、ここで途切れたのでした。
お願いがあるの
「あの時」「もしローウェンが いなかったら…」
応接室でエヴリンが呟いた瞬間、黒手袋の手が「ガタガタ」と激しく震え出します。
掴んでいたティーカップが床に落ち、「ガシャン」と砕けました。
「大丈夫か? 危ないから 触るな」「最後に ちゃんと寝たのは いつだ?」「食事は?」
オスカーの気遣いにも、エヴリンはうつむいたまま答えません。
こめかみに汗をにじませて黙り込む彼女へ、オスカーがそっと手を伸ばします。
「何かあったのか?」
その沈黙のあいだに、エヴリンの脳裏をギラスの横顔がよぎりました。
彼女は両手でオスカーの手に触れ、緊張した面持ちで見上げます。
「…オスカー」「お願いがあるの」
撃たれた白うさぎ
その同じ頃。
中庭では、白いファーのケープと水色のイヤーマフをつけたシェリーが、「るん♪ るん」と雪道を踏んでいました。
白いうさぎが「ぴょんっ」と跳ねるのを見つけ、目を輝かせます。
捕まえて母とオスカーに見せてあげようと駆け出した、その瞬間でした。
「バキューン」
銃声とともに白うさぎが撃ち抜かれ、シェリーの目の前で血しぶきが飛びます。
凍りついた彼女の前にそびえ立つのは、床まで届くグレーのフードコートを着た人物。
「お嬢ちゃん」「おじさんのこと 覚えてるか?」
中庭のイヤーマフ
窓に吹き付ける吹雪の音が響く、応接室。
取り乱すエヴリンをオスカーが落ち着かせていました。
「ちゃんと説明してくれないと わからないだろ」
エヴリンはついに打ち明けます。
「もう頼れるのは あなただけなの」「あいつらに ウィンター家を 潰される」
「だから誰が…」と問うオスカー。
あの山小屋で床に倒れ、銃口をこちらへ向けたギラスの姿が、エヴリンの脳裏をよぎります。
「彼が 戻ってきたの…」
そこへ扉が開き、執事のマリアが飛び込んできます。
「当主様!」「シェリーお嬢様が…」
そのまま吹雪の中へ走り出るエヴリン。
中庭に残されていたのは、シェリーのイヤーマフと、その傍らに広がる血だまり。
金色の髪が舞い、緑の瞳を見開いたエヴリンが、言葉を失い立ち尽くすのでした。

韓国では10点満点レビューで★9.9を維持する高評価作品。
📕『捨てた犬に噛まれた時』は、ピッコマで毎週木曜更新中です。続きは、SMARTOON本編でお確かめください。
第11話|考察&よくある質問
Q1. シェリーは、なぜ言葉を失ったのか?
第2話から続いていた言葉を発しない理由が、ようやく明かされました。本話で描かれる、時系列の異なる二つの誘拐。過去のトラウマが、最悪の形で再びシェリーを襲ったのです。
🔗関連記事Q6. エヴリンの杖と、娘シェリーの沈黙は何を意味する?第1話|追放と再会Q2. 銃口を下げないローウェンの真意と、エヴリンが震えた理由は?
温厚な為政者であるローウェンの知られざる顔と、エヴリンをここまで動揺させる過去の事件が、初めて語られました。
🔗関連記事🌟ローウェン・ウィンターの人物紹介はこちら登場人物・基本情報Q3. オスカーに託そうとした「お願い」とは?
軍でも王宮でもなく、幼なじみに懇願したこととは何だったのでしょうか。
🔗関連記事ビクターの包囲網第6話|白い狼の反撃Q4. 戻ってきた“彼”、“あいつら”とは、誰なのか?
ウィンター家の隣人となったギラスと、それを下賜した大公ビクター。第9話で明かされた事実から、読者にはこの二人が、“あいつら”として浮かびます。
🔗関連記事Q4. ビクターが言う「贈り物」とは何だったのか?第9話|復讐の誓いと招待Q5. 撃たれた白うさぎは、何を暗示しているのか?
直前、オスカーは自分を「おじさん」と呼び、シェリーをうさぎ見物に誘っていました。その白うさぎを撃った人物も、自らを「おじさん」と名乗ります。シェリーと面識があるようですが正体は不明で、第10話ラストの監視者と同じ人物なのかも、まだ明かされていません。
第11話|まとめ&次回の見どころ
第11話では、穏やかな追憶から一転、封じてきた過去の誘拐事件が明かされ、再びシェリーが連れ去られるという最悪の結末で幕を閉じました。
ブリントン橋再建をめぐる、貴族への不穏な空気や政治の駆け引き。
エヴリンはこの絶望にどう立ち向かうのでしょうか。
韓国読者コメントまとめ
カカオページの反応を、いいねの多い順に要約・意訳でご紹介※核心に迫る内容は割愛しています。
- “序盤に比べて作画のクオリティが落ちているのは残念だけど、それでもストーリーが首根っこを掴んで引きずり回してくる”
- “ローウェンは実在の人物で合ってそう。エヴリンが見せていた様子と違って、そんなに大人しい人でもなさそう…?”
- “子供の前で殺戮をするなんて。子供がどれほど大きなショックを受けたから失語症になったんだろう?”
- “子供はいじらないでㅠㅠㅠ”
- “本当の父親でも義父でも…… 早く来て助けて”
作画への指摘があってなお物語の引力の強さが証明された回。“これはちょっと一線を越えてる”といった、シェリーが誘拐される展開への衝撃が広がり、ローウェンの出自や性格に関する新たな考察も登場しました。
📕先行配信の韓国版はこちら

可愛いシェリーのトラウマとなった過去が明かされましたね。ローウェンの氷のような目が、頭から離れません。誰でもいいから早くシェリーを救出してください😭
次回の第12話。連れ去られたシェリーの行方を追った先で、エヴリンが見たものとは——。
📖 続きはこちら第12話|私の最後の春 →関連記事
テーマ別ガイド
- 登場人物・基本情報(人物相関図付き)
- 作者インタビュー翻訳・紹介
- 世界観・時代考証まとめ ※準備中
各話ネタバレ感想
最新話
おすすめ作品
他の愛憎ロマンスも気になる方はこちら。
無料の試し読みができ、月額料金なしのレンタル方式なので、気軽に楽しめます。買う前に中身を確認できるのも安心です。
たくさんの作品をじっくり楽しみたい方は、こちらから入会すると30日間無料でお試しできます。
※無料期間後の料金や解約の条件、キャッシュバックの内容は、登録画面でご確認ください。
作品基本情報
作品データ
| 作品名 | 捨てた犬に噛まれた時 |
|---|---|
| 原題 | 내가 버린 개에게 물렸을 때 |
| ジャンル | 恋愛/ロマンスファンタジー(ロマファン) |
| 作家名 | kimda(キムダ) |
| 原作小説 | なし(完全オリジナル作品) |
| 出版社 | KAKAO WEBTOON Studio |
| 日本配信 | ピッコマ独占・毎週木曜更新 |
| 韓国配信 | カカオ系(シーズン2より「19歳完全版」も配信) |
| 英語版 | The Hand That Once Fed(北米はTapasで配信) |
公式キーワード(カカオ)
♯再会もの ♯初恋 ♯疲弊物(心がすり減る系) ♯身分差 ♯所有欲/独占欲 ♯能力女(有能) ♯冷情女(冷酷) ♯傷ついた男主人公 ♯双方じれじれ(両片思い) ♯ドラマ
こんな人におすすめ
- 甘いだけじゃない、嫌悪関係(ヒョングァン/혐관)ロマンスが好き
- 身分差と主従逆転の愛憎劇を見届けたい
- 定番の逆をいく強い女主人公が読みたい
- 伏線や政治陰謀もじっくり考察したい
- 視線と表情で魅せる作画を味わいたい
※この記事は個人の感想・解釈です。記事内の見出しも公式のものではありません。
Spoiler Review & Analysis/Unofficial Fan Guide


