【捨てた犬に噛まれた時】第4話 ネタバレあらすじ感想・考察|犬を捨てた日

各話ネタバレ感想

まだ従者の少年だった頃のギラスと、令嬢エヴリン。
雨の降る東屋で、二人の手はそっと触れ合っていました。

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ピッコマ独占配信中の韓国縦読み漫画
『捨てた犬に噛まれた時』

回帰・転生・魔法なしの人気ロマンスファンタジー。
フルカラーで描かれたウェブトゥーン作品です。

Hani

こんにちは、Haniです!
第4話を一緒に読み解いていきましょう。

🌹今回の見どころ

原作小説がなく、結末や最終回がわからない本作。
伏線やテーマ・心情を丁寧に拾いながら、その魅力に迫ります🖤

🎬作品の雰囲気を映像で:カカオページ公式YouTubeの作品PV(韓国語)はこちら

第4話|あらすじ・ネタバレ感想

第4話の見どころを、シーンごとに追いかけていきます。

雨の日の、二人だけの時間

冒頭で描かれるのは、ギラスがまだ従者の少年(ギル)だった頃の記憶。
雨で狩りができなくなり、東屋の下でたたずむエヴリンとギラス。
エヴリンに触れられるだけで赤くなり、視線を逸らすギラス
人を呼びに行くため離れようとした彼の手を、エヴリンは掴んで引き留めます。
「私のそばにいなさい」
その額に触れ、彼女は静かに囁きます。
「忘れないで お前は私のモノよ」
「私の唯一の財産なんだから」

そこに、ナレーションが重なります。
「私の言葉に動揺する目」
「命令に服従する唇」
エヴリンはそっと彼を抱き寄せ、二人の顔が近づく
熱を帯びながらも、どこかぎこちないギラスの手。
現在の支配的で隙のない彼からは想像もつかない、初々しく従順な少年の姿でした。
主従関係。埋められない身分差。越えてはいけない距離。
二人の間には、幸福と後ろめたさが入り混じった緊張感が漂っていました。
そして、最後の一節。
「愚かで美しい 私の——」
その続きは、告げられないまま途切れるのでした。

強引な同乗

場面は現在に戻り、国王謁見へ向かおうとするエヴリン。
しかし出発直前、馬車の故障が発覚します
修理に3時間かかると聞かされたエヴリンは、「ならば3時間後に出発しよう」と告げます。
すると現れたギラスは、「私の馬車でお送りしましょう」と、こともなげに提案。
断りなど意に介さず、腕を掴んで引き寄せてきます。
「よくも汚らわしい手で私に触れたな! 放しなさい!」
ギラスの頬を平手打ちしながら激しく拒絶するエヴリンでしたが、半ば強引に抱き上げられ、そのまま同じ馬車へ乗せられることになります
「勘違いされているようですが——我々はピクニックに出かけるのではありません」
没落した公爵夫人と、英雄となった大佐。
逆転してしまった力関係を、淡々と突きつけます。

別人のような男と、額の傷

馬車の中で鋭い言葉をぶつけ合いながらも、ギラスは昨夜エヴリンにスープを運んだことに触れ、体調を気遣うような素振りを見せます。
「昔は目もまともに合わせられなかったくせに」
思わず漏らすエヴリンの言葉に対し、ギラスは顔色一つ変えずに応えます。
「…確かに」「そうでしたね」
挑発してもびくともしない男に、エヴリンの胸はざわめきます
緑の瞳を伏せ、微かに揺らしながら、彼女は心の中で問いかけます。
「本当にあのギルなの…?」
そう呼んでいた頃の面影は、もうどこにも見当たりません。
ふと視線が下がった先に、ギラスの額に残る古い傷を捉えるのでした
“あの日”の傷痕が、二人の関係を壊した記憶を蘇らせます。

“犬を捨てた日”

雪の降る庭園。
大勢の人々が見守る前で、鞭を握りしめる令嬢エヴリン
「…どうして大人しく出ていかないの! 放して!」
裸足で跪き、彼女に縋りつくギラス。
「どうして急に…」
「どうか捨てないでください…」
「何でもしますから」
必死に許しを乞うギラス。
「顔も見たくないから さっさと失せなさい!」
それでも離れようとしない彼に対し、エヴリンはついに鞭を振るいます
“何が起きたのか”理解できないような黄金色の瞳。
額から血を流し、エヴリンを見上げるギラス。それが、二人を引き裂いた日の光景でした
揺れる馬車の中、記憶から引き戻されたエヴリン。
その手は、思わずギラスの額の小さな傷跡へと伸びていきます
変わってしまった彼に残る、今も二人を結びつける痕跡。
ギラスはその手首を掴み、問うのでした。
「これは 何の真似です?」
「…ホコリがついてたから 取ってやろうとしただけよ」
とっさに取り繕うエヴリン。無意識のうちに動いた指先の意味は、どちらの口からも語られません。

「氷の薔薇」を狙う男

やがて馬車は王城へ到着します。
発熱でよろめきながら中庭に立つエヴリンを、宮殿の高みから見下ろす男がいました
赤茶色の髪に青い瞳の、王位継承順位第2位の大公、ビクター・アルテリックです。
「いつぶりだ? 最後に会ったのはローウェンの葬式だったから…」
「7年ぶりです 大公殿下」
ローウェンとは、失踪したまま弔われた、エヴリンの亡き夫。
歳月も、その死の悲しみも、彼女の美しさの前では無力だった。そう独白する彼は、目を細めて口元を手で隠し、不敵な笑みを浮かべます。
「アルテリックの氷の薔薇を」「モノにする時が来た…!」
7年の沈黙を破って動き出した王族の登場により、物語は次の局面へと向かっていきます。

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ウィンター公爵家には犬がいる。それはそれは従順な黒い飼い犬が。ある日、ウィンター家の令嬢エヴリン・ウィンターは、彼女にだけ従順な犬、ギラス・ブラックを無慈悲に追い出す。そして、一族の復興のためにアカデミー首席のローウェンと結婚し、娘のシェリ...

韓国では10点満点レビューで★9.9を維持する高評価作品。
📕『捨てた犬に噛まれた時』は、ピッコマで毎週木曜更新中です。続きは、SMARTOON本編で。

第4話|考察&よくある質問

Q1. 「愚かで美しい 私の——」この続きは?

A. 続きが語られないこと自体に意味がある、“言い切らせない”演出だと感じています。

「お前は私のモノよ」と言い切れるほど支配していたはずの相手に、彼女自身が言葉を失う瞬間です。所有する対象であるにも関わらず、自分を壊しかねない存在になっていた。そんな矛盾が、“愚か”であり、同時に手放しがたく“美しい”のかもしれません。

Q2. エヴリンはなぜギラスを“捨て”たのか?

A. 本編ではまだ明かされていませんが、私は大勢の見物人の前で“遠ざけようとした”のではないか、と読んでいます。

「失せなさい!」と叫びながらも、縋るギラスを前に揺れるエヴリンの表情は、心からの憎しみには見えません。あの日、二人が“縁を切った”のだと周囲に知らしめる必要があったのではないでしょうか。

Q3. 大公ビクター・アルテリックとは、どんな人物なのか?

A. 第4話のラストで初登場した、王位継承順位第2位の大公です。

エヴリンへの執着をあらわにする、新たな波乱を予感させる人物です。7年ぶりの再会でありながら「時が来た」と言い切るあたり、この機会を長くうかがっていたようにも見えます。

🔗関連記事ビクターの人物像と相関図はこちら登場人物・基本情報

Q4. ビクターの豪華な軍服は、何を象徴しているのか?

A. 彼が“支配者側の人間”であることを、ひと目で物語る衣装です。

赤を基調とした豪華な軍服に、金のエポーレットと勲章。帝政ロシアやプロイセン風の宮廷軍服を思わせる重厚なデザインが、王族らしい圧倒的な威圧感を与えます。

🔗関連記事モデルとなった宮廷文化はこちら世界観・時代考証まとめ ※準備中

Q5. 「氷の薔薇」とは、何を指すのか?

A. ビクターの口から発せられた、エヴリンの異名です。

美しく冷たい彼女を、手折られようとする一輪の花になぞらえた言葉です。作者のkimda先生がインタビューで、エヴリンのデザインコンセプトとして挙げた言葉でもあり、それが本編でついに作中の言葉として語られた瞬間でもありました。

🔗関連記事作者インタビュー翻訳・紹介

第4話|まとめ&次回の見どころ

これまで断片的だった“追放”の瞬間=“犬を捨てた日”が、ついに描かれた回でした。
真相に近づいたはずなのに、エヴリンの本心はむしろ遠のいていくようです。
切なくも儚い二人だけの雨の記憶と、嫌われ役を選んだような、あの日の残酷さ。その対比に、胸が締め付けられます。

韓国読者コメントまとめ

カカオページの反応を、いいねの多い順に要約・意訳でご紹介※核心に迫る内容は割愛しています。

  • “(ギラスが)出ていかなかったら、命が危うくなるような何かがあったのでは”
  • “あの赤毛(ビクター)…エヴリンを狙って、裏で手を打っていたのか”
  • “自分の過ちを背負ってうちひしがれる女主人公は、初めて見た”
  • “혐관が足りなくて足りなくて…狂いそう”
  • “過去のギラスが少し出てくるんだけど、狂ってる…私のキャッシュを全額作者さんへ”

追放の真の理由をめぐる考察が最大の盛り上がりを見せ、女主人公が自分の過ちを背負う設定の新鮮さやビクターへの深読み、幼いギラスの姿に沸く声も目立ちました。

📕先行配信の韓国版はこちら

Hani

作家さんに貢ぎたくなる気持ちに共感しかありません。面白すぎるんです!!!
痛みと甘さが同居するストーリーを、心ゆくまで堪能していきましょう✨

そして、不穏な空気を漂わせる大公ビクターの登場。
次回の第5話では、王宮での駆け引きと権力争いが、いよいよ幕を開けます。

📖 続きはこちら第5話|王宮の探り合い(次の記事へ) 

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作品基本情報

作品データ

作品名捨てた犬に噛まれた時
原題내가 버린 개에게 물렸을 때
ジャンル恋愛/ロマンスファンタジー(ロマファン)
作家名kimda(キムダ)
原作小説なし(完全オリジナル作品)
出版社KAKAO WEBTOON Studio
日本配信ピッコマ独占・毎週木曜更新
韓国配信カカオ系(シーズン2より「19歳完全版」も配信)
英語版The Hand That Once Fed(北米はTapasで配信)

公式キーワード(カカオ)

♯再会もの ♯初恋 ♯疲弊物(心がすり減る系) ♯身分差 ♯所有欲/独占欲 ♯能力女(有能) ♯冷情女(冷酷) ♯傷ついた男主人公 ♯双方じれじれ(両片思い) ♯ドラマ

物語の舞台は、君主国家アルテリック。
冷酷で有能な公爵夫人エヴリン・ウィンターと、彼女に捨てられた過去を抱えながらも、“英雄”として戻ってきた軍人ギラス・ブラック。
二人の嫌悪関係(ヒョングァン/혐관)を軸に、国家を巻き込む陰謀やミステリーが交錯します。

こんな人におすすめ

  • 甘いだけじゃない、嫌悪関係(ヒョングァン/혐관)ロマンスが好き
  • 身分差と主従逆転の愛憎劇を見届けたい
  • 定番の逆をいく強い女主人公が読みたい
  • 伏線や政治陰謀もじっくり考察したい
  • 視線と表情で魅せる作画を味わいたい

※この記事は個人の感想・解釈です。記事内の見出しも公式のものではありません。
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