忠誠の誓いから、一週間後。
吹雪の中、エヴリンが立っていたのは崩壊した赤い高架橋の前でした。
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ピッコマ独占配信中の韓国縦読み漫画
『捨てた犬に噛まれた時』
回帰・転生・魔法なしの人気ロマンスファンタジー。
フルカラーで描かれたウェブトゥーン作品です。

こんにちは、Haniです!
第7話を一緒に読み解いていきましょう。
🌹今回の見どころ
原作小説がなく、結末や最終回がわからない本作。
伏線やテーマ・心情を丁寧に拾いながら、その魅力に迫ります🖤
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第7話|あらすじ・ネタバレ感想
第7話の見どころを、シーンごとに追いかけていきます。
亡き夫が遺した鉄道事業
エヴリンが向かったのは、雪に閉ざされた工事現場でした。
深緑のコートに身を包み、低い位置で結んだ髪を風になびかせながら、手にした書類に目を落とします。
亡き夫ローウェンが考案・総括した海上鉄道事業、“ブリントンプロジェクト”。
冬になると凍ってしまう航路の代わりに、海の上へ鉄道を敷く。
大規模鉱山のあるブリントンと、ウィンター領の沿岸を結ぶ、国家規模の計画です。
建設は成功したものの、開会式当日に列車が爆発・炎上。
プロジェクトは、そのまま中断していました。
「前公爵様ですら失敗なさった案件ですよ」
再開に反対する執事アイザックへ、エヴリンは言い切ります。
「設計図は完璧よ」
爆発の原因は設計ミスではない。彼女はそう確信しているようでした。
国王との取引
脳裏に蘇るのは、一週間前の国王との謁見でした。
天蓋付きの寝台に身を沈めた国王は、エヴリンが王子ジョシュアの後見人となることを認めたうえで、条件を突きつけます。
「だが 対外的に見せられるものが必要だ」
エヴリンが自ら差し出したのが、ブリントンプロジェクトの再開でした。
「アルテリックを光へ導く本懐」「ブリントンプロジェクト」
「このエヴリン・ウィンターが成功させてみせます」
金色の光の中、両手を胸に重ねて跪く横顔。
「我が一族の命運が このプロジェクトにかかっているのだ」
「絶対に引き下がるわけにはいかない」
「立入許可証を」
再開の現場に現れたのは、黒いファー襟の軍用コートを纏ったギラスと部下たちでした。
「立入許可証をご提示いただけますか?」
「これは国王陛下が一任なさった国家事業だぞ」
吹雪の中、真正面から対峙する二人。
ところが、ギラスはなぜか自ら部下を下げてしまいます。
「中尉 少尉 下がってろ」
「いくら夫人でもお一人では危険ですので同行いたします」
アイザックが修正後の設計図を取りに離れ、雪原には二人きり。
「…露骨に監視しちゃって」
警戒するエヴリンの内心には、大公ビクターに宣戦布告したも同然という緊張もありました。
ローウェンの幻影
崩れた橋脚を見上げ、エヴリンはローウェンの言葉を思い出します。
公爵家の執務室で、机に向かい羽ペンを走らせながら語りかけていた声。
「アルテリックは今 混乱の真っ只中です」
「港に縛られない自由な貿易市場を開拓すること」
そして、記憶に響き続ける言葉。
「ブリントン橋こそが…暗闇の時期を照らす灯火となるでしょう」
次の瞬間、雪の中でグレーのロングコートを纏ったローウェンが、背後からエヴリンを抱きしめます。
今の装いのままの彼女に重なる、まるで現実のような幻影でした。
これほど鮮明に描かれても、ローウェンの顔は、今回もはっきりとは映されません。
橋脚の崩落
「ギギッ…」
橋脚の一部が軋み、崩れ始めます。
真っ先に気づいたギラスが叫びます。
「夫人!」
雪煙の中、エヴリンを抱えて直撃から逃れるギラス。
しかし着地した氷が割れ、エヴリンの片足が冷水へ落ちてしまいます。
「このままでは凍傷になってしまいます」「まずは靴を…」
伸ばされた手を、エヴリンは払いのけます。
「私に触れるなと言ったはずよ!」
「意地を張ると足を切り落とす羽目になりかねませんよ」
「切り落とすべきは その飾り同然のお前の耳だ」
激しい応酬の末、それでもギラスは冷静に腕を引きます。
「歩いてください」
命を救われても、素直になれないエヴリン。
拒絶されてもなお、守ろうとするギラス。
吹雪の山小屋
腕を引かれて雪山を歩くエヴリン。
木々の奥に、ギラスが小さな山小屋を見つけます。
「ありましたね」
強い風に金髪を乱されながら、緑の瞳を見開くエヴリン。
「あそこは…」
言葉が、途中で途切れます。
暖かなランタンの灯り、脱ぎ捨てられた服。
ベッドの上で抱き合う令嬢と黒髪の少年。
かつて二人だけの時間を過ごした場所は、今は雪の吹き込む廃屋となっていました。
エヴリンは俯き、手をぎゅっと握りしめました。
「雪が止むまで」「ここで待ちましょう」
そう告げるギラスは、最後までエヴリンに顔を向けません。
温かい光に満ちていた記憶と、吹雪だけが吹き込む現在。
壊れてしまった二人の関係を、この山小屋がそのまま映しているようでした。

韓国では10点満点レビューで★9.9を維持する高評価作品。
📕『捨てた犬に噛まれた時』は、ピッコマで毎週木曜更新中です。続きは、SMARTOON本編で。
第7話|考察&よくある質問
Q1. “ブリントンプロジェクト”とは、どんな計画なのか?
考案・総括したのは、公爵家当主だったローウェン・ウィンター。建設自体は成功したものの、開会式当日の爆発事故により中断していました。エヴリンはジョシュアの後見人となる見返りに、国王からこの計画の再開を許可されています。
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Q2. 開会式の爆発は、本当に“事故”だったのか?
それでもエヴリンは、「設計図は完璧よ」と迷いなく言い切ります。だとすれば残るのは、周辺国の圧力か、国内の政治的な思惑か。ローウェンの死そのものとも繋がりかねない、不穏な余韻を残す一言でした。
Q3. なぜローウェンの顔は、描かれないのか?
これまで度々回想シーンに登場していたローウェン。第7話では、彼の演説や、エヴリンを後ろから抱きしめる幻影までが登場しながら、その素顔だけは伏せられたままです。物語の中心に居続けながら、その顔も生死さえも明かされない。読者を惹きつけ続ける、本作最大の謎のひとつです。
🔗関連記事作者インタビュー翻訳・紹介Q4. ギラスはなぜ、自ら部下を下げたのか?
エヴリンはこれを「監視」だと内心で警戒します。一方で、崩落からとっさに身を挺して庇い、迷いなく山小屋へ向かった振る舞いを重ねると、単なる任務以上の何かが透けて見えます。あの場所を、彼が最初から知っていたのかどうか。その答えは、まだ描かれていません。
🔗関連記事ギラスの人物像と相関図はこちら登場人物・基本情報第7話|まとめ&次回の見どころ
家門を背負いながら国家そのものを動かそうとするエヴリンと、拒絶されても彼女を守り続けるギラスの姿が印象的でした。
二人の過去と、亡き夫の遺したプロジェクト。
止まっていたものが同時に動き出した回でもありました。
韓国読者コメントまとめ
カカオページの反応を、いいねの多い順に要約・意訳でご紹介※核心に迫る内容は割愛しています。
- “愛はちっぽけだと言うけれど、誰よりも情熱的に愛しているギラス”
- “ちょっとだけ味見するつもりが…またやられた”
- “連載無料なのに、作画のせいで全部課金してしまった”
- “閲覧数が落ちると早期完結もありうる、毎週一緒に読んで”
- “これは所蔵しておかないと、後で後悔しそう”
冷たい言葉の裏にあるギラスの一途さに、読者の視線が集まった回。続きを待ちきれない熱が、作品を支えたいという声にまで広がっていました。
📕先行配信の韓国版はこちら

幻影として登場したローウェン。その顔立ちが明かされるのは、まだ先のようですね🥺
回を重ねるごとに大きくなっていく、その存在と謎の答えを、見届けていきましょう。
次回の第8話では、かつての逢瀬の場所に閉じ込められた二人の間に、語られてこなかった過去が姿を現し始めます。
📖 続きはこちら第8話|消えない罪と銃声(次の記事へ) →関連記事
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- 登場人物・基本情報(人物相関図付き)
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作品基本情報
作品データ
| 作品名 | 捨てた犬に噛まれた時 |
|---|---|
| 原題 | 내가 버린 개에게 물렸을 때 |
| ジャンル | 恋愛/ロマンスファンタジー(ロマファン) |
| 作家名 | kimda(キムダ) |
| 原作小説 | なし(完全オリジナル作品) |
| 出版社 | KAKAO WEBTOON Studio |
| 日本配信 | ピッコマ独占・毎週木曜更新 |
| 韓国配信 | カカオ系(シーズン2より「19歳完全版」も配信) |
| 英語版 | The Hand That Once Fed(北米はTapasで配信) |
公式キーワード(カカオ)
♯再会もの ♯初恋 ♯疲弊物(心がすり減る系) ♯身分差 ♯所有欲/独占欲 ♯能力女(有能) ♯冷情女(冷酷) ♯傷ついた男主人公 ♯双方じれじれ(両片思い) ♯ドラマ
こんな人におすすめ
- 甘いだけじゃない、嫌悪関係(ヒョングァン/혐관)ロマンスが好き
- 身分差と主従逆転の愛憎劇を見届けたい
- 定番の逆をいく強い女主人公が読みたい
- 伏線や政治陰謀もじっくり考察したい
- 視線と表情で魅せる作画を味わいたい
※この記事は個人の感想・解釈です。記事内の見出しも公式のものではありません。
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