【捨てた犬に噛まれた時】第20話 ネタバレあらすじ感想・考察|宴の終わり

『捨てた犬に噛まれた時』第20話 宴の終わり 各話ネタバレ感想

※この記事はプロモーションを含みます。

吹雪のテラスで、エヴリンに覆いかぶさるセオドア男爵。
そこへ、ワインボトルとゴブレットを手にしたギラスが、表情ひとつ変えずに現れました。

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『捨てた犬に噛まれた時』

回帰・転生・魔法なしの人気ロマンスファンタジー。
フルカラーで描かれたウェブトゥーン作品です。

Hani

こんにちは、Haniです!
第20話を一緒に読み解いていきましょう。

🌹今回の見どころ

原作小説がなく、結末や最終回がわからない本作。
伏線やテーマ・心情を丁寧に拾いながら、その魅力に迫ります🖤

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第20話|あらすじ・ネタバレ感想

第20話の見どころを、シーンごとに追いかけていきます。

屋敷の主

場面は、吹雪のテラスから始まります。
エヴリンの上から身を起こしたセオドア男爵が、扉の前のギラスをけん制しました。
「パーティーの主役殿がこんな所にいていいのかな?」
ギラスは「踊りすぎて疲れたので少し休憩をと思いまして」と動じず、ゲストルームを貸そうかと持ちかけます。
立ち上がったエヴリンは、「邪魔者さえいなくなれば済む問題なのだから」と突き放しました。
「お忘れのようですがこの屋敷の主は私ですよ」
ギラスは椅子に腰を下ろし、ゴブレットを片手にその場に居座ります。
「楽しい?」と問うエヴリンに、返ってきたのは「そういう夫人こそ楽しそうですが」という言葉でした。
「…そうね」と、ため息がこぼれます。

投げつけたコイン

「では引き続き楽しませてもらうとしよう」
エヴリンはセオドア男爵の白いシャツの胸ぐらをつかんで引き寄せ、唇を重ねました。
重ねた唇はそのままに、エヴリンの横目はギラスをとらえています。
ギラスは何も言わず、ただその光景を見ています。
唇を離したエヴリンは、セオドア男爵にコインを投げつけました。
「期待以下だわ」「こんなんじゃ貴婦人の愛人にもしてもらえないぞ」
「遊んでくれたお礼に、これくらいで手を打とうじゃない」

割れたワインボトル

「よくも男娼扱いしてくれたな」
激高したセオドア男爵がワインボトルを壁に投げつけ、飛び散ったワインがエヴリンに降りかかります。
「ただで済むと思うな」とすごむセオドア男爵の首を、ギラスが正面からつかみ、そのまま持ち上げました。
「ブラック!」
ワインに濡れたエヴリンが、鋭く制します。
「せっかく開いたパーティーを台無しにする気?」
「この屋敷の主としての自覚を持ちなさい」
ギラスが手を放すと、セオドア男爵はせき込みながら逃げ場を探しました。
そしてテラスの手すりを乗り越えようとして、外へ落ちていったのです。
「人が落ちたぞ!」「誰か医者を…!」
騒ぎが広がるなか、テラスに立ったままのエヴリンがつぶやきます。
「…最悪だ」

跪いたギラス

「…同感です」と応じたギラスに、椅子に座ったエヴリンは「早く行って収拾しなさい、それが当主の務めよ」と促します。
「夫人は…」と言いかけたギラスに返ってきたのは、「少し休んだら帰るから」のひと言でした。
「立っていることもままならないその足でですか」「そんなワインまみれで」
エヴリンは目を伏せ、何も答えません。
そこへ遠くから、ビクターの声が響きました。
「ブラック!ブラック!どこにいる!」
ギラスは自分の黒いジャケットをエヴリンの頭からかぶせ、その前に片膝をつきます。
「足を」「早く」
そして首元の赤いクラバットをほどき、痛めた足首に巻きつけました。
「でも大公がお前を探して…」と言いかけるエヴリンを、ギラスはそのまま横抱きにします。

裏口の馬車

花火の火の粉が降りそそぐ庭園を、ギラスはエヴリンを抱えて歩いていきます。
「きっと後悔するわよ」
「いいから」「もう話さないでください」
馬車停まりでは、ギラスが御者に「警備に話は通してあるから、裏口から出ていくように」と命じました。
ジャケットをかぶったまま馬車に乗ったエヴリンは、「親切にしては度が過ぎるわね」「大公がこのことを知ったらどうなることか」と告げます。
「それは夫人の気にすることではありません」
エヴリンは「そうね」と受け流し、こう続けました。
「とにかく最悪のパーティーだったわ」
「私もです」と、ギラスは短く返します。

宴の終わり

走り出した馬車に背を向け、ギラスは吹雪と花火の中をひとり歩いていきます。
黄金色の瞳は、伏せられたままでした。
馬車の窓の奥では、エヴリンが遠ざかる背中をそっと見つめているようです。
花火に照らされた招待客たちの影が浮かぶなか、ギラスは庭園の大きな木の幹に拳を叩きつけます。
幹に腕を押し当て、うつむいたまま動きません。
帰りの馬車では、エヴリンがかぶっていたジャケットを足元に落とし、額に手を当てていました。
吹雪と花火の火の粉が輝く中、額に手を当てるギラスと、馬車の中で黒い手袋の手を額に当てるエヴリン。
離れた場所にいる二人が、同じしぐさで描かれています。
ここまで、セリフはひとつもありません。
夜空に次々と花火が打ち上がるなか、庭園を歩くギラスの黒い影が遠ざかっていきます。
華やかな宴の終わりとともに、第20話は幕を閉じます。

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ウィンター公爵家には犬がいる。それはそれは従順な黒い飼い犬が。ある日、ウィンター家の令嬢エヴリン・ウィンターは、彼女にだけ従順な犬、ギラス・ブラックを無慈悲に追い出す。そして、一族の復興のためにアカデミー首席のローウェンと結婚し、娘のシェリ...

韓国では10点満点レビューで★9.9を維持する高評価作品。
📕『捨てた犬に噛まれた時』は、ピッコマで毎週木曜更新中です。続きは、SMARTOON本編でお確かめください。

第20話|考察&よくある質問

Q1. エヴリンは、なぜセオドア男爵にコインを投げつけたのか?

A. 投資話を断られ、力ずくで迫ってきた男を、“金で片づけた相手”に変えるためです。

平民を侮辱し、貴族の身分にこだわり、金に困った男を、“愛人としてさえ値がつかない”と突きつける屈辱です。名誉を守る、その毅然とした姿に、エヴリンという女主人公の強さや思想が感じられます。

🔗 第19話|花火の夜男爵が投資の話を持ちかけた場面はこちらあらすじ:酔った男

Q2. ギラスは、なぜセオドア男爵の首をつかんだのか?

A. 復讐を誓った相手をほかの男に害されることを、ギラス自身が許せなかったからだと読んでいます。

彼女が危ういときには、セオドア男爵を執拗に攻撃し、彼女を守る。まるで、彼女を追い詰めていいのは、自分だけとでもいうような、執着がのぞく場面でした。

🔗 第9話|復讐の誓いと招待雪の中で、復讐を誓ったギラスはこちらあらすじ:復讐への道

Q3. 「この屋敷の主としての自覚を持ちなさい」は、何を伝えているのか?

A. 客人と家の名誉を背負う立場であるという、この土地を手放した側だからこそ言える言葉だと感じています。

ブラック邸が建つのは、名門、ウィンター家が手放した旧領地。ギラスの出自は明かされていませんが、エヴリンが呼んだ「ブラック」は、従者だった彼に、彼女自身が与えた名前です。

🔗 第3話|歪んだ執着「爵位と領地は私が買い取る」と迫った日はこちらあらすじ:公爵家への買収提案

Q4. ギラスは、なぜ大公の呼び声を振り切ってまで、エヴリンを連れ出したのか?

A. ソニアと踊りながら目で追っていたギラスは、エヴリンの足がもう限界だと、見抜いていたからです。帰ると言う彼女に、その足では立つのも難しいと言い返しています。

第18話、大公と踊ったあと、エヴリンはテラスでひとり足の痛みに耐えていました。主君であるビクターの目から隠し、彼女を逃がすのは、自分の立場を顧みない選択です。エヴリン自身もその危うさを警告しましたが、ギラスは自らその道を選びました。

🔗 第18話|ダンスのあとで足の痛みに耐え、テラスに出たエヴリンはこちらあらすじ:吹雪のテラス

Q5. 額に手を当てる二人は、何を映しているのか?

A. 華やかな花火の夜に、招待客たちが宴を楽しむなか、二人だけが心を乱されていることが際立つ演出です。

離れた場所にいても、割り切れない思いを持て余すような二人が、同じしぐさで描かれています。第5話でも、二人は別々の場所で同じ言葉を口にしていました。誓った先は違っても、揺さぶられているのは同じ夜なのかもしれません。

🔗 第5話|王宮の探り合い「必ずや」と、二人が別々に誓った場面はこちらあらすじ:交差する二人の誓い

第20話|まとめ&次回の見どころ

第20話では、ギラスの目の前でセオドア男爵に唇を重ね、金で突き放したエヴリン。
セオドア男爵が手すりの向こうへ落ちた夜、ギラスは赤いクラバットで彼女の足首を結び、花火の庭園へと抱いていきます。
「最悪のパーティー」と言い合った二人が、別れたあとに見せたのは、鏡のようなしぐさでした。

韓国読者コメントまとめ

カカオページの反応を、いいねの多い順に要約・意訳でご紹介※核心に迫る内容は割愛しています。

  • “回帰物があふれるロマンスファンタジーの中で、ただ光っている。原作小説がないのも狂おしい”
  • “二人の混乱ぶりがよく伝わってくる、作者さんすごい…。愛憎嫌悪関係のバイブルです。結婚して!結婚して!”
  • “お前ら二人何やってるの、見てる私が狂いそう。女主人公は男主人公に嫉妬してるし、本当におかしくなる”
  • “代わりに怒ってあげたくせに、復讐するって? できないじゃん…もう愛するだけにして”
  • “女主人公がカカオページのトレンドと違ってスパイシーw でもそれがより面白いです先生…”

“セリフが一言もないのに二人の混乱が伝わる”と、無言のラストを“レジェンド回”と称える声が上がった回。“映像化しても良さそう”と演出を評価する声や、“来週まで待てない”と続きを急かす声も並びました。

📕先行配信の韓国版はこちら

Hani

敵対関係も捨てた過去も抱えた、簡単には結ばれそうにないエヴリンとギラス。そんな二人の複雑な感情が、美しい花火の宴と対比するように描かれていて、圧倒的でした👏

次回の第21話。舞踏会の夜の出来事は、翌日には街の噂になっていました。エヴリンのもとを訪れた、思いがけない来客とは。

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作品基本情報

作品データ

作品名捨てた犬に噛まれた時
原題내가 버린 개에게 물렸을 때
ジャンル恋愛/ロマンスファンタジー(ロマファン)
作家名kimda(キムダ)
原作小説なし(完全オリジナル作品)
出版社KAKAO WEBTOON Studio
日本配信ピッコマ独占・毎週木曜更新
韓国配信カカオ系(シーズン2より「19歳完全版」も配信)
英語版The Hand That Once Fed(北米はTapasで配信)

公式キーワード(カカオ)

♯再会もの ♯初恋 ♯疲弊物(心がすり減る系) ♯身分差 ♯所有欲/独占欲 ♯能力女(有能) ♯冷情女(冷酷) ♯傷ついた男主人公 ♯双方じれじれ(両片思い) ♯ドラマ

物語の舞台は、君主国家アルテリック。
冷酷で有能な公爵夫人エヴリン・ウィンターと、彼女に捨てられた過去を抱えながらも、“英雄”として戻ってきた軍人ギラス・ブラック。
二人の嫌悪関係(ヒョングァン/혐관)を軸に、国家を巻き込む陰謀やミステリーが交錯します。

こんな人におすすめ

  • 甘いだけじゃない、嫌悪関係(ヒョングァン/혐관)ロマンスが好き
  • 身分差と主従逆転の愛憎劇を見届けたい
  • 定番の逆をいく強い女主人公が読みたい
  • 伏線や政治陰謀もじっくり考察したい
  • 視線と表情で魅せる作画を味わいたい

※この記事は個人の感想・解釈です。記事内の見出しも公式のものではありません。
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